忌野清志郎 青山ロックン・ロール・ショー [Music]
普段は静かな青山の木々の中で、清志郎が歌い続ける。
開演を待っていると、列の前方から、「イェーッ!」と歓声が上がる。
なんだろうと背伸びをしていると、白い車が現れた。
後部座席の窓を全開にして、女性が泣きながら大きく手を振っている。
「しのぶちゃーん!」
わたしたちも、手を振りこたえる。
あとで、テレビで観てなぞがとけた。
大竹しのぶちゃんは車に乗り込む前に、ファンに向かって叫んでいた。
「愛しあってるかい?」
「イェーッ!」

かっこよすぎる清志郎に、みんなで色とりどりの薔薇を贈った。
わたしからは、黄色い薔薇を。
忌野清志郎がいなくなるなんて [Music]
そこで目にしたのは、忌野清志郎の訃報。
信じられなくて、飛び起きて、PCを立ち上げる。
本当なんだ…。
ライブのDVDを観ながら、いろいろなことを思い出す。
中学生には刺激的すぎた、「い・け・な・いルージュマジック」。
助手席で聴いた、「Memphis」と「HIS」。
テレビで観て、DVDを手に入れた、「RESPECT!」。
蝉時雨の中、ビールを片手に踊った、夏の日比谷野外音楽堂。
客席のわたしを探すために兄夫婦が観ていたSONGS。
当時4歳の姪が「雨上がりの夜空に」をいたく気に入り、「きいろいおにいさん!」と繰り返し再生をねだったという。
幼稚園児のココロをもつかむ、清志郎のパフォーマンスのすごさ。
彼女が大きくなったら、一緒にライブに行きたかった。
日本武道館での完全復活祭に立ち会えたことは、宝物。
最後になるなんて、夢にも思っていなかったけど…。
ひとりの女性を好きだとまっすぐに歌う、セクシーでやんちゃな大人の男。
Puntoを走らせながら清志郎を聴くと、愛に包まれる感覚を憶える。
きゅっとせつなくなる、スガシカオとは対照的に。
「愛しあってるか~い?」と、また聞いてほしい。
「愛してます!」と、また叫んでほしい。
この喪失感を、どうしたらいいのかわからない。
薔薇も、ユリも、チューリップも。花が似合う男、清志郎。
田島貴男 in 東京ミッドタウン [Music]
うきうきも、ドキドキも、そわそわも、ない。
時代のせいなのか?年齢のせいなのか?あいつのせい(笑)なのか?
考えてみたけど、理由は見つからなかった。
そんなわたしに、田島貴男がクリスマスを届けてくれた。
ライブ開始15分前
ギターをかき鳴らし、艶っぽい声で歌う、田島貴男。
15年前は濃さが苦手だった「接吻」も、今はセクシーだと感じる。
わたしなりに、大人になっているわけで。
力を抜いて、堂々と、熱く、愛を歌い上げる、ロマンチスト。
「しばれる」と言いながらキーボードに向かい、粗い指使いでしっとりと弾く。
荒くれ男が紡ぎ出す、綺麗な音と言葉に酔いしれる。
あらためて、「明日の神話」が胸に沁みた。
気がつけば、13曲、70分!素敵なプレゼントをありがとう。
シャイなMCが、かわいかった。
そして、イルミネーションがきらめく東京ミッドタウンをぶらぶら。
ブルーに輝く「スターライトガーデン」と、東京タワー(50歳)
ツリーのオーナメントの中に、コロポックル
もういちど待っている、清志郎を。 [Music]
サザンオールスターズ活動休止によせて [Music]
わたしがサザンを好きだったことを知る人は少ないかもしれない。
20代半ばに、素直に好きだと言えなくなった時期があって、それきりになってしまった。誰かの好みに合わせて好きなものを手放すなんて、子どもだったなと思う。だけど、そんな経験があったからこそ、いまの、のびのびしたわたしになれた部分も大きい。結果オーライ。
活動休止のニュースを聞いて、わたしがどれだけサザンを好きだったかを記録しておきたくなった。
サザンを聴くようになった理由は、ちょっぴりあまずっぱい。
中2のころ好きだった男子が、サザンのファンだったから。
仲良くなるきっかけが欲しくて、「サザンのLPを録音して!」と話しかけた。そして、見事に手に入れたカセットテープが「NUDE MAN」。
レーベルに曲名を書いてくれたうえに、どの曲がいいかを熱く語ってくれて、すごくうれしかったのを覚えている。
それから、過去のアルバムもつぎつぎと録音してもらった。
「綺麗」からは、自分でLPを買うようになった。
気づいたら、好きな人に近づくために聴きはじめたサザンに、すっかり心を奪われてしまっていた。
いまでも、「稲村ジェーン」あたりまでなら、アルバムの曲もほとんど歌える。アルバムのジャケットを見ただけで、そのころにタイムスリップできる。
★好きな曲★
TO YOU
シャ・ラ・ラ
栞のテーマ
思い過ごしも恋のうち
そんなヒロシに騙されて
…他、いっぱい
数年前、久しぶりに聴いたとき、胸にしみる歌詞の多さに驚いた。
10代のころにはわからなかったこと。大人になったのね。
そして、いまなら、はっきり言える。
サザン、大好き!
忌野清志郎 完全復活祭 日本武道館 [Music]
開演前、武道館は独特の緊張感に包まれていた。
清志郎が戻ってくる!
この日をどれだけ待ち望んでいたことか。

オープニング映像で、清志郎の闘病中のスナップが次々と映し出される。
なくなっていた髪の毛が、少しずつ伸びてくる。
そして、髪の毛が立ったとき、「うぉーっ」と歓声があがる。
自分の姿をずっと記録してたなんて。
戻ってくるんだという、強い意志があふれている。
そして、いつもの派手なマントをなびかせて、清志郎が登場。
もう、ただ、ただ、うれしくて、泣くしかない。
2曲目が、わたしの大好きな曲。
「涙のプリンセス」
今夜君を 迎えに行くよ
抱きしめたらもう離さない
僕らだけは愛し合おう
あふれるこの愛を 君の胸に
わたしにとっての清志郎は、まっすぐに愛を歌う男。
いくつになっても、どんなときも。
「愛しあってるかい?」
目の前で、わたしたちに聞いてくれた。
清志郎が、本当に戻ってきた!

True Colors [Music]
スガ シカオ ALL SINGLES BEST [Music]
やっぱり、スガ シカオ [Music]
フィギュアのように小さいシカオちゃん。
かすれた電子音のような声、肩を斜めに出してギターをかき鳴らす姿、かなりセクシー。
サングラスが似合う人が好きなのは、シカオちゃんの影響が大きい気がする。
せつない歌声とは対照的に、テンションの高いMC。
「Funkは腰で聴くんだぜ!」
なんて、挑発的だったりする。
2回目のアンコールは、ギターを片手にひとりで登場。
冬だからという言葉に続いて、演奏がはじまった瞬間に、思わず頬を両手で包んでしまった。
「愛について」
ぼくらが もう少し 愛についてうまく
話せる時がきたら くらしていこう
すばらしく すばらしく 毎日が過ぎて
悲しみに出会う時は 涙を流そう

東京国際フォーラム








